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項羽と劉邦(上・中・下) 読了
2012年08月22日 (水) | 編集 |
項羽と劉邦(上・中・下) 読了しました。

百戦百敗の劉邦がなぜ中国を統一できたのか。
田舎の百姓の出で、学もなく、戦に弱く、街のごろつきからスタート。しかしながら、ただ、空の器のように、名将を吸い込むように集めてしまう劉邦。
まさに英雄。名家の生まれで、また、肉体的に優れ、武将として圧倒的に優れ、苛烈なほどに敵を倒し、強い組織を作り上げる項羽。
しかし、最後に勝つのは、劉邦となるわけですが、この辺りの歴史は、私もあまり知らなかったので、物語としてぐいぐい引き込まれました。

さて、よく引き合いに出される項羽と劉邦ですが、単純に二人をステレオタイプとして描いていないのは、さすがに司馬遼太郎。敵軍に対する苛烈な弾圧が有名な項羽ですが、かといって、全てにおいて苛烈だったわけではなく、時と場合がそうさせた部分が多々あります。性格として、どこまで、二人が違っていたのか、興味深いところです。

本書では、様々な人物が出てきますが、その人生の前半は優秀、後半は愚劣……というものも幾つか見受けられます。おいおい、どうしてしまったんだ……と読みながら、思うこともしばしば。これだけ、歴史の舞台が変化し、自分の立ち位置が変わると、人って、こんなにも変わるものなんですね。いろいろと考えさせられました。

読み終わったのは、数日前なんですが、その後、何日か、ぼんやりと、項羽と劉邦について、考えていました。
ふり返れば、紙一重であった場面が幾つもあります。
内的な必然性ってどのくらいあったんでしょうか?
10回歴史が巻き戻ったとしたら、やはり、劉邦は、何度も天下を統一したのでしょうか。
それとも、偶然の1回が、そのまま確定しまったのでしょうか。
読めば読むほど、それほどに、項羽は、圧倒的で、劉邦は綱渡りだったように思うわけです。
そこに教訓を見いだしてもよいものなのか。

ただ、一つ、間違いなく言えるのは、歴史には、メインストリームがあって、その流れに背く者は、いかに優秀であっても、未来はないということですね。劉邦が常に勝ったかどうかは分かりませんが、やはり、当時の、農民を代表とする多くの人たちの利益を代表しているからこそ、兵が集まり、将が集まるということですね。その辺りの背景をしっかりと描いている司馬遼太郎はやっぱりすごいなと思いました。

さらに、『項羽と劉邦』の教訓は、現代にもそのまま妥当するのか?
これまた難しい命題だと思いました。
自分の人生にも、何か活かせるかな……これまた難しい……笑。
しかし、こうありたいというのは、思うところがありました。

いずれにしても、よい本です。
こんな本を読むことが出来て、感謝!









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