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【書評】第三の時効 横山秀夫 日本警察小説の傑作! 強くお勧め!
2013年05月08日 (水) | 編集 |
最近、私、横山秀夫作品に凝っています。
主に次女から廻ってくるものですが、自分でも買い集めたりします。
中二の次女は、一時期、あれほど集めていたのに、東野圭吾作品を卒業。今は、横山秀夫作品一本。
次女曰わく、「東野作品は、登場人物もお話もステレオタイプになってきている。横山秀夫作品は、人間が生き生きしていて凄い」とのこと。鋭い分析だなと思いました。

東野作品は、ある種、劇のように、しっかりと配役が決まっています。その役に合わない動きは決してしません。読みやすいし分かりやすいですが、どうしても、深みはなくなってしまうかなあ。悪人は悪人、善人は善人、主人公キャラは主人公キャラ、脇役は常に脇役。

さて、本書『第三の時効』は、本当に面白い。64の評価も高かったけれど、若干冗長な感じもあり、多分、完成度としては、こちらの方が高いんだろうなと思います。
短編集(連作集)ですが、収録作品は一つも外れがない!
だいたい、短編集の場合、一つは外れがあるものですが、これは、どれも、秀作!
読み出したら止まりません。
推理部分も抜群に優れているものもありますが、どちらかというと、組織内の人間模様が秀逸。一人ずつが、過去を持ち、将来を見て、現在を生きています。それらの人々が多数集まって組織が出来上がり、一つの大きな流れが生まれ、その流れに抗ってみんな生きています。
文章も平易で読みやすいのに、なぜ、こんなに深いんでしょうか。人間や組織、社会の本質を突いているからなんでしょうね。

そうそう、何かに似てるなあ……と思って、読んでいたんですが、組織や社会の中で、妥協しそうになりながらも、信念のために戦うという意味では、池井戸さんの作品に似ているかもしれません。それから、海外の警察小説に似ています! 本物の香りがします。しかし、小説のスタイルは非常に日本的で、中に出てくる価値観も間合いも呼吸も日本的。そういう意味では、本書は、これまでにない、日本オリジナルの警察小説だと思いました。

私「よく本を読んでいますね」と言われることが多いんですが、そうでもないです。
実は、ずっと、国内作品は敬遠していて、それらはこの10年くらい、すっぽり、ほとんど読んでいないんです。
本を読むようになって、しばらくは国内作品をあれこれ読んだんですが、途中で、ぱったり読まなくなって、海外小説へシフト。今と違って、ネットの評価もなくて、本屋で選んでいたので、当たり外れが大きかったんだと思います。
それに対して、やはり、翻訳されてくる海外ものは、基本的なレベルが高く、粒ぞろいでした。SF・ファンタジーやホラー、サスペンス、そして、警察組織ものも、全部、海外のものばかり。
しかし、ここのところ、国内小説にもすごいものが沢山あるな! ということが分かり、あれこれ、触手を伸ばしているところなんです。横山秀夫作品もその一つ。他に、高村薫作品も、司馬遼太郎作品も、読んでいないものが多くて、これから先の人生、まだまだ楽しみが一杯です……\(^o^)/

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